ダイエットの悩み解決を哲学から応用してみよう

こんにちは。練馬区(NAS光が丘)・池袋(ジェクサー池袋)で活動中の40代以上専門パーソナルトレーナーの小村です。

このブログにたどりつけたあなたは、自ら情報収集をしているということですね。

すばらしい!

テレビやSNSでただ流れてくるものに翻弄されないよう、これからも自ら情報を取りにいくようにしてくださいね。

さて、今回は、本の紹介です。

小林昌平薯 「その悩み、すでに答えを出しています」

ダイエット本ではなく、人生の様々な悩みをアリストテレスやニーチェ等の哲学者が答えを出しているいうことが書かれています。

その中にダイエットに応用できるものがあったのでご紹介します。

哲学をダイエットに応用してみよう。

19世紀イギリスの哲学者J・S・ミルが提唱した考えを参考にしてみます。

John Stuart Mill (1806-1873)

ミルは快楽は量だけでなく質があると提唱しました。

人は、二つの快楽が目の前にあるときは、質の高い方を選ぶと言っています。

これをダイエットの行動に例えると、

質の低い快楽とは、「目の前の甘いものや、ハイカロリーなご馳走を満腹たべて満足する」こと。

質の高い快楽とは、それらを我慢することで得られる、
引き締まった肉体を得たことや達成感」、「ダイエットを誓った自分との約束をまもれたという自信

ということになります。

そして、ミルは

「高級な快楽を知るものは、低い快楽で満足する下劣な存在に身を落とそうなどとは考えなくなる。」

と言っています。

なぜなら、高い快楽を知っているという尊厳(プライド)があるからです。

ダイエットでいうなら、そのプライドが「目の前の甘いものやハイカロリーなご馳走を我慢させる」ということです。

目の前の欲望を我慢して、一度でもなりたい自分になれたという高みにのぼった自分自身のプライド、それを記憶に刻みつけたことが目の前の誘惑を断ち切る支えになります。

その成功体験が、低級な快楽を我慢させ、ダイエットを続ける尊厳(プライド)となります。

なので、いきなり10kg痩せるとかのきつい目標を掲げるよりも、一ヶ月に1kg痩せるというくらい小さな目標でいいので、一度でも目標を達成したという成功体験を得ていくことがおすすめです。

では、いままで一度もダイエットに成功したことがないという人はどうすればいいのでしょうか?

それは、ダイエット以外でやり抜いた成功体験を思い出すこと。

だれしも、これまでにいろいろな誘惑を断ち切ってやり遂げてことがあるはずです。

そこで得たことを思い出して、ダイエットをじゃまする誘惑を断ち切ってください。

そして、実現可能な小さな目標をたてて成功体験を積み重ねていけば、目の前の誘惑に負けにくくなります。

でもでも・・・

そうはいっても、はじめの一歩でつまづいてしまって、やっぱり無理って方もいると思います。

人は誰かに尻をたたかれないと、楽をしたくなるもの。

どうしても目の前の誘惑にあらがえないという場合もあるでしょう。

その場合は、上記の考えを共有した仲間や、質の高いパーソナルトレーナーと一緒に成功体験を積んでいくことを、僕はおすすめします。

励まし合ったり、応援されたりしながらすすめていくのはいかがでしょうか。

まとめ

①目先の欲望を我慢して目標を達成した成功体験が「質の高い快楽」となり、そのような快楽をしっているというプライドが目の前の誘惑に抗うための支えになる。

②ミルの考えを応用することで、「目の前の甘いもの」という質の低い快楽を我慢して、「シェイプアップを達成した」という質の高い快楽の為にダイエットをがんばることができる。

③一人で無理なら、ミルの考えを共有した仲間と一緒にがんばったり、質の高いパーソナルトレーナーに後押しをしてもらう。

いかがでしょうか。
人間とはこういう傾向にあるということを知っているだけでも、やみくもにダイエットに励むよりも楽になるのではないでしょうか。

僕も小さな成功体験の積み重ねで高みに登り続けています。

あなたにも、成功体験を得てすてきな人生を歩んでいただきたいと思います!

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