ダイエットをするときに、炭水化物(糖質)は敵だと思っていませんか?実は、炭水化物はダイエットに必要な栄養素のひとつです。ただし、量や種類には注意が必要です。
僕はダイエットコーチとして、多くの方に炭水化物の正しい食べ方をお伝えしてきました。その結果、炭水化物を上手に摂ることで、健康的にダイエットに成功した方がたくさんいます。
今回は、ダイエット中におすすめの炭水化物と、避けるべき炭水化物をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
主食におすすめの炭水化物3選
1.玄米
2.オートミール
3.さつまいも
これらの食品は、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。
また、GI値(血糖値の上昇度)が低いので、食後の血糖値の急上昇を防ぎ、インスリンの分泌を抑えます。
インスリンは、余分な糖質を脂肪として蓄積するホルモンなので、分泌量が多いと太りやすくなります。
それぞれのダイエット効果を詳しく見ていきましょう。
玄米のダイエット効果:
玄米は、白米に比べてビタミンやミネラルなどを多く含んでいます。
特に、ビタミンB群は糖質や脂質の代謝を促進する働きがあり、エネルギーに変えやすく、脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
また、食物繊維も豊富に含まれているため、腸内環境を改善し、便秘や肥満の予防にも役立ちます。
オートミールのダイエット効果:
オートミールは、穀物の中でも特にたんぱく質や食物繊維が多く含まれています。
たんぱく質は筋肉の材料になり、代謝を高める効果があります。
食物繊維は、水分を吸収して膨らむことで満腹感を与え、食欲を抑える効果があります。
また、オートミールにはβ-グルカンという成分が含まれており、コレステロールや血糖値を下げる効果があると言われています4。
さつまいものダイエット効果:
さつまいもは、糖質が多いイメージがありますが、実はGI値は低く、血糖値の上昇を緩やかにします。
さつまいもに含まれる糖質は、主にでんぷんですが、その中には消化されにくいレジスタントスターチというものがあります。
レジスタントスターチは、腸内細菌のエサになり、腸内環境を整える効果があります。
さらに、さつまいもにはカリウムが多く含まれており、余分な水分や塩分を排出する利尿作用があります。
ただし、カロリーが高いので量に注意しましょう。
体格や減らしたい体脂肪量によっても変わりますが、1度に食べる量は半分以下にした方がよいでしょう。
主食で避けたほうがよいもの3選
1.パン
2.麺類(うどん、パスタなど)
3.砂糖が入ったもの
これらの食品は、小麦粉や砂糖などを使って作られており、消化吸収が早く、エネルギー以外の栄養素が少ないため、ダイエットには向いていません。
GI値が高いので、血糖値が急激に上昇し、インスリンの分泌を促します。
その結果、余分な糖質が脂肪として蓄積されやすくなります。
先にご紹介した玄米、オートミール、さつまいもに変えるだけで、摂取カロリーや糖質の量を減らすことができる場合があります。
食事の量を変えなくても、痩せるケースがあるのはこのためです。
もし、パスタが食べたいときは、全粒粉パスタやこんにゃくパスタを使うのならOKです。
これらのパスタは、通常のパスタよりもカロリーや糖質が低く、食物繊維が多いので、ダイエットに適しています。
最後に
僕の場合、ダイエット中でなくても、玄米、オートミール、さつまいもが基本の主食になっています。
これらの食品は、ダイエットだけでなく、健康や美容にも良い効果をもたらしてくれます。
自信を持ってあなたにもおすすめします。
ただし、おすすめの食材でもオーバーカロリー(使うエネルギーに対して食べ過ぎ)では体脂肪は増えます。
カロリー計算が面倒な方は、腹8分目にしておけば、空腹に耐えることなく見違える程にスマートになれますよ。
以上、ダイエット中におすすめの炭水化物(糖質)3選でした。ぜひ試してみてください。