運動をすればするほど痩せない理由

こんにちは! 練馬(光が丘)・池袋で活動中のパーソナルトレーナー小村です。

週に3~5回もジムに来て、筋トレも、プールも、エアロビクスもがんばっているのに、全然痩せない!って嘆いている方、とても多いですよね。

このケースは、まずは勘違いを正さないと、痩せることは難しいです。

どんな勘違いをされているのでしょうか。

それは・・・

運動だけで痩せようと思っている。

運動指導者の僕が言うのは意外と思われる方もいらっしゃるのですが、運動だけで痩せようと思っていることがまず間違いです。

「え? メディアでは痩せる運動が沢山紹介されているじゃん!」

って思うかもしれません。

なぜ運動だけでは痩せないのでしょうか?

カロリーをマイナスにできない。

運動をする理由として、消費カロリーを増やして、カロリー収支をマイナスにするということがあります。

しかし、運動で消費できるカロリーはほんのわずか。
例えば、体重50キロの人が、時速8キロで30分走った場合、
せいぜい200キロカロリー程度の消費。

体脂肪1キロ落とすのに必要なのは、7200キロカロリーですので、
計算上は、36日間毎日続ければ1キロ落ちることになります。
意外と少ないと思いませんか?

しかも・・・

特にジョギングや水泳を代表とする有酸素運動をした後は、とてもお腹が減ります。
特に炭水化物(糖質)がとても欲しくなります。

これが一番やっかいです。
運動をすると、さらに食べたい欲求が強まってしまうことは皮肉ですよね。

また、「運動をしたし、これくらい食べてもいいよね」
という心理も働きます。

そうすると、簡単に運動で消費した以上のカロリーを摂ってしまうんです。

結果として、消費カロリーが帳消しになって体脂肪が減らないか、
オーバーカロリーとなってしまい、増えてしまう方が多いのです。

基礎代謝が上がってもそれほど痩せない。

基礎代謝を上げるために、筋トレをすると思いますが、そもそも痩せれば基礎代謝は太っているときよりも落ちます。体重が多い方が基礎代謝は高いのです。

また、筋肉を1キロ増やすのはとても大変ですが、1キロ増えても1日で15~45キロカロリーくらいしか基礎代謝が増えません。

だからといって筋トレが不要かというと、筋トレをしないとダイエット中は大きく筋肉が落ちてしまい、基礎代謝がさらに落ちて太りやすくなったり、体のラインがくずれてきます。

筋トレは必須ですが、体重を落とす為ではなく、基礎代謝を落とさないようにするためや、体のラインを整える為のものと思ってください。

まとめ。ダイエットは運動が2割、食事が8割の考えで。

正しいダイエットは、食事の改善が基本です。
あなたにあった摂取カロリーで、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多い食事にします。

そして、筋トレで筋肉を増やしたり形を整えて、有酸素運動で心臓血管系を丈夫にします。
有酸素運動は適度に行えば脂肪燃焼の手助けになりますが、メインで行うと上述の通り、体重が落ちなかったり、逆に太ってしまうので注意してください。

運動をしすぎて、逆に食欲が増し、消費カロリー以上に摂取カロリーを摂っている!という悪循環を断ち切りましょう!

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